「チョコレート・ドーナツ」ゲイカップルの子育てを描いた映画の感想レビュー

映画「チョコレートドーナツ」

今回は、2012年トラヴィス・ファイン監督の「チョコレート・ドーナツ」をご紹介します。

原題は「Any Day Now」。意味は「いつの日か」。

1970年代に起きた実話(ゲイの男性が障がいのある子供を育てた)にインスパイアされて作られた映画です。

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あらすじ

1979年カリフォルニア。

ルディはアパートの隣の女性が麻薬所持で逮捕され、

ダウン症の子供マルコが施設に引き取られたと聞きます。

かねてから、母親マリアンナにネグレクトされていた

マルコを心配していたルディは、

施設からの脱走を繰り返すマルコを見かねて引き取ることを考えます。

そして、パートナーで弁護士のポールの協力を得て、

施設からマルコを引き取り、ルディとマルコ、

ポールの幸せな生活が始まりました。

しかし、世間の風当たりは強く、

母親と司法当局の取引により、

マルコは再び仮釈放された母親のもとに戻されます‥‥。

映画のメインキャスト

  • ルディ・ドナテロ :アラン・カミング(内田夕夜)
  • ポール・フラガー :ギャレット・ディラハント(てらそままさき)
  • マルコ・ディレオン :アイザック・レイヴァ(佐藤優吏)
  • ロニー・ワシントン :ドン・フランクリン
  • マリアンナ・ディレオン :ジェイミー・アン・オールマン(山賀晴代)
  • マイヤーソン判事 : フランシス・フィッシャー(沢田敏子)
  • ランバート弁護士 :グレッグ・ヘンリー(世古陽丸)
  • ウィルソン検察官 :クリス・マルケイ(山岸治雄)

  

ゲイカップルの子育て

映画は1979年の時代設定です。

前年1978年には、オープンリーゲイのミルク市議会議員が暗殺されています。

ゲイに対しての風当たりがめっちゃ強くて、

ゲイカップルが子供を育てるなんて言語道断的な感じの情勢。

現在では多少状況も変わってると思うけど、

差別や偏見はまだまだあると思うし

例えば、日本でこの映画のようにゲイのカップルが

未成年の子どもを養子にしようとするのは無理ですよね。

未成年の子供は基本夫婦双方と縁組することが基本だけど、

日本ではゲイカップルの婚姻さえ認められていないし。

子どもにとって何が一番かを考えるのが最優先だけど、

何がベストかは人によって考えが違うし、

この映画に登場した判事のように実の親が問題を抱えていても、

とにかく何が何でも血縁が最重要と考えるひともいるわけで。

この映画は、差別や偏見を考えるきっかけになると思います。

映画のように分かりやすい差別でなくても、

自分の中に差別や偏見の芽があるかもしれません。

気を付けなければと思いました。

困難の中で素敵なことを見つける勇気

映画を見ていて思ったのは、

大変な毎日の中でもユーモアのセンスを失わず、

ちょっとした楽しいこと素敵なことを見つける姿勢が良いなあと思ったこと。

例えば、タイトルにもなっているチョコレートドーナツ。

映画「チョコレートドーナツ」

美味しいものを大好きな人と一緒に食べる幸せ。

ワクワクするような楽しいアップテンポの曲を聞いて、踊る幸せ。

困難な状況のなかにいると、小さな幸せにフォーカスするのが難しい です。

でも、ちょっとした幸せを見つけて、それを味わうのは大切なことですね。

この映画は、悲惨さを売りにしているんじゃなくて、

心のなかにちょっとした暖かいものを残してくれる映画です。

70年代ディスコシーンのヒット曲が楽しめる

「カム・トゥ・ミー」。

「ワン・モンキー・ドント・ストップ・ノー・ショウ」。

「ラヴ・ドント・リヴ・ヒア・エニイモア」。

「アイ・シャル・ビー・リリースト」などなど

レトロでかつ新鮮な魅力的で心に残る名曲の数々が目白押しです。

ネタバレ

以下はネタバレなのでネタバレ大丈夫な方のみ、

文字を反転させてお読みください。

マルコの母親は釈放となり、アパートに戻ってきます。

マルコは母親のもとに戻りますが、

母親は相変わらず麻薬とアルコールに溺れる日々。

一人きりで自宅を出たマルコは町をさまよい、

そして、やがて死体で発見されました。

なんとも残酷なラストです。

でも、親のネグレクトによる子どもの死亡って、

考える以上に多いんじゃないかな。

ニュースにならない事例はたくさんあると思います。

子どもが安心して暮らせる世界になりますように。

まとめ

映画「チョコレート・ドーナツ」は、

セクシャリティによる差別を扱った映画であると同時に、

愛情をテーマにした映画でもあります。

差別や偏見、そして愛情について考えてみるいい機会になるかと思います。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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