『レッド・ドラゴン』トマス・ハリスのおすすめホラー小説の感想

『レッド・ドラゴン』トマス・ハリス

『レッド・ドラゴン』は、トマス・ハリスのサスペンス・ホラー小説です。

初版発行は1981年。

『羊たちの沈黙』でちらっと出てきたFBI捜査官ウィル・グレアムと

非常に印象に残るカリスマ食人鬼ハンニバル・レクターが登場。

時系列的には、『レッド・ドラゴン』が先で『羊たちの沈黙』が後になります。

なので、ハンニバル・レクター博士の記念すべき初登場作品ですね。

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あらすじ

FBIの教官ウィル・グレアムは特異な共感能力の持ち主で、

その能力を使って、高名な精神科医ハンニバル・レクター博士を逮捕しました。

しかし、その時に重症を負ったためリタイアし、

今はフロリダで家族と静かに暮らしています。

そんな時、一家全員を皆殺しにする凶悪犯罪が連続で発生。

FBIはウィル・グレアムに捜査協力を依頼すると同時に

獄中のハンニバル・レクター博士の協力も求めることに。

果たして犯人の逮捕はできるのか?

『レッド・ドラゴン』の鍵は「変身」

『羊たちの沈黙』同様、

『レッド・ドラゴン』のストーリーの鍵は「変身願望」です。

自分以外の何か、自分を超越した何かに

なりたいと思うことは誰でもあると思います。

その人にとって、それが

プラスに働くこともマイナスに働くこともありますよね。

『羊たちの沈黙』も『レッド・ドラゴン』も

結果としてマイナスになってしまった悲しい事例です。

殺人犯フランシス・ダラハイドのどんでん返し

身体的障がいや幼少時の虐待等、殺人犯のフランシス・ダラハイドは

とても不遇な生い立ちなので、同情せずにはいられません。

何かがちょっと違っていたら、

もっと違う人生もあったのではないかと思ってしまいます。

しかし、その読者の同情を逆手に取るような仕掛け

小説の後半でなされておりまして

トマス・ハリスの手腕にまじで五体投地なのです。

このどんでん返しにはやられました。

未読の方には、

是非このどんでん返しを楽しんでいただきたいです(^▽^)

2002年、ブレット・ラトナー 監督による映画「レッド・ドラゴン」

エドワード・ノートン主演で映画化され

ハンニバル・レクター博士は『羊たちの沈黙』と同じ

アンソニー・ホプキンスが演じました。

アンソニー・ホプキンスはいつもながら素晴らしいし、

エドワード・ノートンも繊細なウィル・グレアムを好演しています。

脚本は概ね原作に忠実になっています。

ただ『羊たちの沈黙』には

「レクターのお陰でウィルはピカソが描いた絵のようになってしまった」

とありますが、映画にはそんなシーンはないので

エドワード・ノートンのファンの方はご安心くださいw

「レッド・ドラゴン」映画

テレビドラマ版「ハンニバル」シーズン3の後半は 『レッド・ドラゴン』が原作

アメリカのテレビドラマ版「ハンニバル」の後半は、

『レッド・ドラゴン』が原作になっています。

原作と異なる部分も多く、特にラストは

「あああああああああ!!!Σ( ̄□ ̄||||!!」と思わず絶叫しそうになりますが

テレビドラマ版はあれはあれで非常に良くできているので

ひとつのパラレルワールドとしてとても楽しめます。

シーズン4が早く製作されないかあ♪♪♪

ま と め

実力派トマス・ハリスの傑作『レッド・ドラゴン』。

『羊たちの沈黙』同様、ショッキングな凶悪犯罪、魅力的な登場人物たち、

先の読めない展開、三拍子揃った傑作です。

サスペンスやホラーが好きなら、

『レッド・ドラゴン』を読まない手はないです。

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