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サスペンス

『カリ・モーラ』トマス・ハリスの新作!クライム小説の感想

寡作な作家トマス・ハリスの待ちに待った新作。 『カリ・モーラ』の表紙は、明らかに 『羊たちの沈黙』を意識したデザインですね。 『羊たちの沈黙』で変身の象徴として使われた蛾のイメージです。 綺麗でどこか禍々しい素敵な表紙だと思います。 トマス・ハリスの久しぶりの新作と聞いて一番気になったのが ハンニバル・レクター博士は出てくるのか?だったんだけど レクター博士は『カリ・モーラ』には一ミリも出てきませ […]

『血と暴力の国』ピュリッツァー賞受賞作家マッカーシーの小説の感想

現代アメリカ純文学の代表的な作家の1人、コーマック・マッカーシー。 彼は『すべての美しい馬』で全米図書賞と 全米書評家協会賞を受賞した才能ある実力作家です。 2007年には『ザ・ロード』でピューリッツャー賞も受賞しました。 彼の作品は非常に美しくストイック、哲学的で詩的で深い味わいがあります。 今回ご紹介する2005年発表の『血と暴力の国』は、 そんな彼の作品の中で最も読みやすい作品です。 コーマ […]

『ハンニバル・ライジング』トマス・ハリスの傑作ホラー小説の感想

『レッド・ドラゴン』、『羊たちの沈黙』『ハンニバル』に 登場した精神科医ハンニバル・レクター博士の、 8歳からの苦難に満ちた約10年を描いた小説。 『レッド・ドラゴン』や『羊たちの沈黙』を読んでいない方でも いきなり『ハンニバル・ライジング』を読んでいただいて大丈夫です。 十分楽しめると思います。 でも念のため、参考までに少し説明すると 『レッド・ドラゴン』や『羊たちの沈黙』には レクター博士が逮 […]