タイのドラマ「The Shipper」エピソード11~12(最終回)をご紹介します。
「The Shipper」とは腐女子のこと。
主人公の高校生腐女子の成長を描いたラブコメです。
ちなみに、YouTubeのエピソード1の初回動画の視聴回数は、2020年12月17日現在で、219万回を大きく越えています。
今回はドラマのエピソード11~12(最終回)のネタバレあらすじと感想、ドラマの魅力をお伝えします。
涙々の涙腺崩壊な最終回でした!
※「The Shipper」をまだ見たことがない方は、エピソード1の紹介記事はこちらです。
「The Shipper」配信情報
「The Shipper」の配信情報は、こちらです。
ep11ネタバレあらすじ
Panの体が危篤状態になってしまいました。
死の天使はPan(体はKim)に事実を伝えます。
「PanとKimの魂が入れ替わったのではなく、Kimの魂はもう死んでるの」
愕然とするPan。
「魂の入ってないPanの体はもうもたないわ。
このままKimの体の中で生きていくか、Panの体に戻るか決めなさい」
死の天使はPanに考える時間を3日だけ与えます。
最初Panは、Khetのアドバイスに従って自分の体に戻ることにします。
Kimの魂がもう死んでいるなら、体も死なせるのが自然です。
最後に家族写真を撮って、Kimの思い出を残すことに。
でも、Panは自分がお父さんの重荷になっていることに罪悪感を感じていました。
やっぱりPanの体は死なせて、Kimの体の中でKimとして生きていった方が良いんじゃないかと思い始めます。
そこでSodaにも別れを告げ、Kimとして生きる覚悟を決めますが
「でも、これは本当にKimが望むことなのか?」
Khetに言われて正解が分からなくなるPan。
そんな時、PanはKimの部屋で飛行機のチケットを見つけます。
そのチケットを目にしたPanはWayに会いに行き、全てを打ち明ける決心をしました‥‥。
ep12ネタバレあらすじ
PanはWayに真実を打ち明けます。
「私はPanです。
P’WayがP’Kimの体にお別れが言えるように今ここにいます。
本当はもうわかってたんでしょ。
認めたくなかっただけで‥‥。」
「さよならはいわない。
俺はKimがいないと生きていけない。
例え中身が違っても。
身勝手でごめんな。
でもアイツがいない未来は考えられない。」
「わかってます。P’Kimもわかってたと思います。
でもこれを見つけた時、P’Kimが本当に望んでいたことがわかりました。」
Panが差し出したのは、東京行きのチケット1枚と、ロサンゼルス行きのチケット1枚。
チケットには「#WayKimforever」の手書きの記載が。
WayとKimはダーツの賭けをしていて、Wayが賭けに勝ったら二人でロスの大学へ、もしKimが勝ったら二人で東京の大学に行く約束をしていました。
ここで照明が 一気に変化して、Kimの表情や声色が変わります。
以下【 】内はPanではなくてKimのセリフです。
【俺たちは一緒にはいられない。
お前が自分の将来を自分で決められるように、俺がお前のお父さんにタンカ切ったの覚えてるか?
だからさお前の将来はお前が自分で決めてほしい。
お前がやりたいことをすべきだ。お前の行きたい場所で。
俺たちはお互いに離れられない。
もし体が離ればなれになっても一緒にいるっていう誓いを守ることができたら、それこそ本当に愛し合ってるってことだろ。
俺がしてきたことは全部お前のためだった。
いつか俺がしてきたように誰かを愛せるように祈ってる。
だから、Panにも自分の人生を生きてもらおうな】
あーーー!Σ(T▽T;)。こんなん言われたら、WayはKimのこと手放すしかないやんかーーー! オタクは大号泣。。。
さて、Panの体に戻ることに決めたPanでしたが、肝心の戻る方法がわかりません。
死の天使によると
「元に戻る方法を調べたら、古文書に『真実の愛のキス』と書いてあったわ。」
とのこと。
Panにとって、いつも側にいて守ってくれたのはKhetでした。
急いで病院へ向かうPan。
Panは既に危篤で危険な状態だけど間に合うの?
もうダメかもと思った瞬間、
電話で事情を聞いたKhetが迎えに来てくれてPan(体はKim) とKhetはキス。
このシーン、イメージとして、Panの体とKhetのキスシーンになるだろうと思ってたけど、映像はオタクの予想を越えました!なんと!公式がKimとKhetのキスシーンをぶっこんできた!えええええーーー!突然のご褒美にバグるオタクΣ(゜ロ゜;。
やっと、Panは自分の体に戻ることができました。
後日、Kimの葬儀の日。
参列した両親、Khet、Way、Pan、Soda、学校の友達や先生は、Kimに別れを告げました。
その後Panのお父さんは再婚し、Panとは離れて暮らすことになりましたが、Panはお父さんに素直に感謝と愛情を伝えることができました。
Wayはアメリカへ旅立ち、Kimの元カノの先生は新しい恋を見つけました。
PhingphingとSodaにも新しい出会いが。
そして、PanとSodaは相変わらず妄想小説を書いています。
感想レビュー
ちょっとびっくりでしたが、Kimは実はエピソード1で既に亡くなってたというオチでした。
ラストまでKimがほとんど登場しなかったのはホント残念 。
でも、Kimのように交通事故で突然亡くなるっていうのは、現実にはありうる話だよね。
そういう死が教えてくれることってたくさんあって、 主人公の成長を促すきっかけになってるという位置づけなので、仕方ないですね。
ということで、ほとんど登場しないKimだけど、ほんのちょっとの登場シーンの破壊力たるや!!!
このドラマのほとんど全部?をごっそり持っていってしまったんじゃないかと思うほど!
Kimの愛が至高!
「BL要素がないよ~。もの足りないよ~。」
と思ってた方もこれで喉の乾きが癒されるのでは?
エネルギーチャージできたのでは?
それから、個人的にはPanとお父さんとの関係が上手くいったようでほっこりしました。
あんな良いお父さんなかなかいないもん。
あとね!
ラストにOffGunがちらっと登場したのは嬉しい驚きでした!
そういえば「Theory Of Love/セオリー・オブ・ラブ」に「The Shipper」主役のPrigkhingちゃん出てたもんね~。
Offくん演じるKhaiの恋人役でした。
ラストのKimへの「提案」は?
最終回のラスト、死後の世界にいるKimのシーンが流れます。
Kimは誰かに
「あなたに提案したいことがあります」
と言われて、その直後に姿が消えます。
あれって、どういう意味かな?
その前のシーンで、Khetの働く美容院で復活祭の飾りつけがしてあったりして、復活を匂わせる演出になってたけど。
タイの死生感から考えると、転生が連想されますね。
でも、キリスト教の復活は転生とは全然別物。
そもそも復活祭は殺された救世主の復活を祝うものだし。
キリスト教においては輪廻転生っていう概念自体がない。
キリスト教には色んな宗派があって、宗派毎に考え方も違うけど、東洋のドラマでは特に誤解されてる部分も多くて、もやっとすることも少なくありません。
でもまあ、ドラマの当初から明らかになんちゃってキリスト教だったので(笑)、ゆるゆるファンタジー としてふんわり暖かい目で見とけばいっかw
まとめ
「TheShipper/ザ・シッパー」エピソード11~12(最終回)。
エピソード11では、Kimの死が明らかになり、Panは今後どうするか決断を迫られます。
エピソード12は、WayとKim、KhetとPanの愛情が焦点です。
ラストは涙と鼻水がだだ漏れになる最終回。
腐女子高校生の成長を描いたドラマとして、本当におもしろかったです。
はちゃめちゃな設定も良い意味で楽しめました。
主役のPanと友達のSodaもかわいかった!
ジオブロックを外せばYouTubeで日本語字幕付きで見ることができますので、良かったら見てみてくださいね!
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。