タイのBLドラマ「Theory Of Love/セオリー・オブ・ラブ」はもうご覧になりましたか?
履修済みの方は、片想いの切なさと後半の大どんでん返しで印象に残っているかもしれません。
(まだドラマを見たことがない方は、ドラマ詳細の紹介記事はこちらです。)
今回は「Theory Of Love/セオリー・オブ・ラブ」原作小説をご紹介します。
小説のタイトルはドラマと同じ。
作者は、JittiRain。
「2gether」を書いた作家さんです。(※「2gether」原作小説の紹介記事はこちらです。)
小説「Theory Of Love/セオリー・オブ・ラブ」は、Third視点とKhai視点に分かれています。
このページではThird視点(1~6章まで)の部分について、ご紹介します。
■原作小説「Theory of Love」はこんな方にオススメ |
・ドラマ「Theory of Love」にヤられた ・原作小説も気になる |
■この記事でわかること |
・Third視点(1~6章まで)のネタバレあらすじ ・感想レビュー ・テレビドラマとの違い |
英語版キンドルの読み方の説明記事はこちらです。
※ちなみに、ドラマは2021年2月18日(木)午前0:00からWOWOWで放送開始です。
スカパー経由でWOWOWの放送を見ることもできます。
Third視点(1~6章まで)ネタバレあらすじ
Khai、Bone、Too、 Thirdの4人は同じ大学で映画を専攻している親友グループ。
ThirdはYouTubeで映画レビューチャンネルを運営。
Khaiは、動画に登場すると再生回数が爆増するほどのイケメン。
天然のたらしでプレイボーイのKhaiだけど、親友は大切にする一面も。
ThirdはそんなKhaiに2年以上片想い中。
ThirdのKhaiへの気持ちに気付いたTooは、Thirdを応援してくれます。
でも、決死の思いで打ち明けた告白は誤解され、KhaiはThirdの気持ちに気づきません。
ThirdはTooと相談し、Khaiとの距離を縮めるため、学生寮を出てKhaiの部屋に転がり込みます。
「Khaiのシャンプー使って良い? 香水も? ヘアジェルも良い?」
「使いたいならお前を寄こせ」
「かしこまりました。体が欲しい? それとも心?」
「おい! そういうこと他の奴に言うなよ」
「どうして?」
「お前に惚れちゃうだろ」
楽しい共同生活はつかの間、ThirdはBoneとKhaiの話を立ち聞きしてしまいます。
「ThirdはKhaiが好きだと思うぞ」
「でも、試しにカマかけてみたけど全然反応なかったぞ。
お前の勘違いだ」
Khaiの優しさが全部嘘だったと気付いたThird。
理由も告げずにKhaiの部屋を出ました。
そして、ThirdはKhaiを諦めることに決め、当分Khaiとは距離を取ることに。
落ち込むThirdを心配するToo。
「これからどうする?
俺たちの友情は?」
「友情は今まで通り。でも時間をくれ」
一旦は友情までも壊れかけた親友グループでしたが、時間をかけてThirdは失恋を乗り越える努力を続けます。
Khaiとも元通り、一緒に出掛けたりするように。
二人で買い物に行ってたわいない会話を楽しみます。
帰りにはKhaiはThirdが欲しがっていた本をさりげなくプレゼント。
ThirdはKhaiの優しさに心が暖かくなります。
その頃、大学で大がかりな舞台劇の準備が始まります。
忙しくなる4人。
脚本完成の打ち上げで大学の先輩たちと一緒に行ったバー。
そこで泥酔したKhaiはThirdにキス。しかし、
「Praew」
Thirdをカノジョの名前で呼び、人違いしている様子のKhai。
ThirdはKhaiのPraewへの愛情を感じて、まだ残っている恋心が傷つきます。
しかし、実はPraewは偽のカノジョでした。
Thirdはそのことを後からPraew本人から聞き、Khaiの意図がわからず混乱します。
それでもThirdはやがて少しずつ失恋を乗り越えていきます。
原作小説とテレビドラマとの違い
ドラマと、Third視点部分(1から6章まで)の小説の違いを下の表にまとめました。
ドラマ配役など | 原作小説 | |
Khai | Off | 長身。中国系。きれいな白い肌。ファッションやヘアスタイルは中国系に見えない。 |
Bone | Mike | 頭は丸刈り(shaved head)。小麦色の肌。 Khaiと一番親しい。ジョークが好き。火遊び好き。女の子からいつも告られる。 |
Too | White | ロン毛、大食漢、博識、有能、学年トップ。写真を撮るのが好き。特に、天使の顔で巨乳の女の子の写真を撮るのが好き。 |
Boneが好きになる女性教授Paan | Sara | 登場しません |
Thirdと仲が良い先輩Un | Earth | 登場しません(第1章~7章) |
Tooが好意を寄せる高校の時の同級生Lin | Neen | 登場しません(第1章~7章) |
KhaiがThirdにプレゼントしたもの | カチンコのネックレス | 本 |
まず、主要登場人物のTwoとBoneの外見的な特徴がドラマと違うので驚きました。
Boneが好きになる女性教授PaanやP’Un、Lynnが原作には出て来ないのにもビックリ!(でもまだ6章までしか読んでいないので、もしかしたら7章以降で登場するかも?)
あと、ドラマではよく分からなかったけど、BoneとToo、Thirdの3人は同じ寮の違う階に住んでいます。
Khaiだけは、ママに買ってもらった少し離れたコンドミニアムに住んでいます。
ThirdとKhaiの関係についてのストーリーは、ドラマも原作小説もほぼ同じでした。
感想レビュー
分かりやすいシンプルな文章でリズムもあり、とても読みやすいです。
キンドル本は英語ですが、辞書機能も付いてるので、あまりストレスを感じることなく読めます。
「2gether」と同じ作者なので、雰囲気や文章の流れ、リズムが「2gether」と似ています。
※「2gether」原作小説の紹介記事はこちらです。
ドラマのKhaiは人非人だったけど、原作のKhaiもなかなかにヒドかったです(笑)。
悪気なく酷いことする(´д`|||)。
でも、本人的には友達は大切にしようとしていて、Thirdのことも彼なりに気遣っている部分もあります。
一方、天然のたらしKhaiに翻弄されるThirdは、2年以上も片想いをこじらせちゃって痛々しい。
片想いを諦めて親友になるって、ハードル高いですよね。
親友に恋すると面倒やな大変やなという見本。
Third視点の6章までは結構ハードな物語です。
まとめ
原作小説1~6章はThird視点で、親友Khaiへの片想いに苦しむThirdの様子が綴られています。
Khaiを忘れようとしてもほぼ毎日会うし、なかなか忘れられない。
でも友情までは無くしたくない。
それに、自分の恋愛感情はKhaiだけでなく、友達グループの他のメンバーTooやBoneにまで迷惑をかけてしまう‥‥辛い失恋とそれを乗り越えようとするThirdの葛藤と成長が6章までのテーマ。
切ないボーイズラブストーリーになっています。
原作小説「Theory Of Love/セオリー・オブ・ラブ」7章以降のKhai視点の部分についての紹介記事は、こちらです。
※ドラマの紹介記事はこちらです。
ちなみに、ドラマは2021年2月18日(木)午前0:00からWOWOWで放送開始予定です。
スカパー経由でWOWOWの放送を見ることもできます。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。