グラナダTV「シャーロック・ホームズの冒険」の感想

1984年からイギリスのグラナダTVで放送開始された

「シャーロック・ホームズの冒険」をご紹介します。

映像化された無数のホームズものの中でもまさに金字塔的名作です。

ストーリーもキャラクターも原作に忠実に製作された

TVシリーズで全41話が放送されました。

その魅力をお伝えしたいと思います。

スポンサーリンク

ヴィクトリア朝後期のロンドンを忠実に再現

グラナダTV版のように、

原作通りの19世紀末ヴィクトリア朝後期の時代設定も面白いです。

当時のロンドンの様子が忠実に再現されていて

例えば、番組の中でホームズが使用している家具等も

わざわざ当時の時代の家具を探してきて使用しているのだそう。

部屋の壁紙やカーテンなどのテキスタイルも見ていて楽しいし

登場人物のまとう裾の長いふんわりしたスカートのドレスや

様々なデザインの帽子、当時のヘアスタイル、

シルクハット、ステッキ、馬車、

オイルランプ、壮麗な貴族の豪邸などなど

ヴィクトリア時代の生活の様子がうかがわれて、とても楽しいです。

特に秀逸なのは、電灯のない当時のロンドンの夜の暗闇。

薄暗いぼんやりした明かりを投げ掛けるガス灯、

自分の手さえ見えない深い濃霧、

そこにうごめく怪しい人影、

不気味に反響する石畳を徘徊する正体不明の靴音……

電灯の明るさに慣れた現代人が忘れた

恐怖を誘う夜の闇が描かれています。

同時に、

産業革命の負の部分である貧困層やストリートチルドレンなど

犯罪が横行する当時のロンドンの影の部分も背景として描かれ、

ホームズの扱う事件の

バックグラウンドを効果的に演出しています。

また、番組のエンディングでは

小説が出版された当時の

シドニー・パジットの挿し絵が紹介されているんですが

番組中でのショットと同じ構図になっていて、

番組の原作を大切にする姿勢が伺われます。

原作に忠実なホームズのキャラクター

ホームズは、天才的頭脳の持ち主でありながら孤独で神経質

コカイン中毒で、精神的に不安定な部分もあり、

法律も結構平気で破る(^^;

戯れに、自分の部屋の中で発砲して壁に穴を開け

当時のヴィクトリア女王のイニシャルを弾痕で描いて遊ぶ…

そんな原作通りのキャラクターになっています。

ホームズ役のジェレミー・ブレットが本当に素晴らしいです。

神経質で近寄り難い、

でも時に子供みたいでとてもチャーミングなホームズを

実に魅力的に演じています。

BBCのテレビドラマ「シャーロック」で

ホームズを演じたカンヴァーバッチも

ジェレミー・ブレットのホームズを演技の参考にしたそうです。

私は今まで沢山の俳優が演じるホームズを見てきましたが

ジェレミー・ブレット以上のホームズを知りません。

彼が演じるホームズは、1993年に

英国郵政省発行の記念切手シリーズにも採用されています。

グラナダTV「シャーロックホームズの冒険」あらすじ、感想レビュー

穏和で頼りになる英国紳士ワトソン

ワトソンについてはシーズン1では、快活で陽気、

好奇心旺盛なキャラクターとなっていますが

シーズン2からは、俳優も変わると同時に性格も変更され、

シーズン1のワトソンよりは

落ち着いていて穏やか、思慮深いキャラ設定になっています。

精神的に不安定な所のあるホームズを支える心強い癒しの存在です。

謎解きとストーリーの魅力

「シャーロック・ホームズの冒険」の魅力には、

謎解きとストーリーの面白さもあります。

謎解きについては、近年、

原作のホームズの推理の誤りなども指摘されていますが

その分を差し引いても物語としての抜群の面白さがあります。

人間の本質に対する深い洞察があるからこそ、

こうして長く愛されているんだと思います。

まとめ

登場人物もストーリーも時代考証も抜群な素晴らしい作品です。

まずはレンタルか、アマゾン・プライムやゲオの無料配信サービスとかで、

とにかく一度ご覧いただけたらきっと喜んでいただけると思います。

■一ヶ月間無料、アマゾン・プライムの体験記事はこちらです

■無料お試しあり、動画配信サービス6社の比較記事はこちら

※最後まで読んでいただきましてありがとうございました(^▽^)


スポンサーリンク
最新情報をチェックしよう!
Subscribe
Notify of
guest
ドラマや小説の評価
0 コメント
Inline Feedbacks
View all comments

シャーロック・ホームズの冒険の最新記事8件