『カリ・モーラ』トマス・ハリスの新作!クライム小説の感想

『カリ・モーラ』トマス・ハリス

寡作な作家トマス・ハリスの待ちに待った新作。

『カリ・モーラ』の表紙は、明らかに

『羊たちの沈黙』を意識したデザインですね。

『羊たちの沈黙』で変身の象徴として使われた蛾のイメージです。

綺麗でどこか禍々しい素敵な表紙だと思います。

トマス・ハリスの久しぶりの新作と聞いて一番気になったのが

ハンニバル・レクター博士は出てくるのか?だったんだけど

レクター博士は『カリ・モーラ』には一ミリも出てきませんでした。残念(T-T)。

個人的にはレクター博士とウィル・グレアムの話が読みたい…。

というか、テレビドラマ版「ハンニバル」のシーズン4が見たい。

シーズン4、プリーズ!!!

早く制作してくださーーーい!!!

「一緒に生きることはできない、でも離れて生きることもできない」…

そんなウィルとハンニバルはこの先どうなるんですかーーー?!

続きをプリーズ!!!

小説も良いけど、私の中ではドラマ版ハンニバルが公式だからー!!!

失礼しました。今回は『カリ・モーラ』をご紹介します。

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あらすじ

マイアミで暮らす若く美しいカリ・モーラはコロンビアからの移民。

彼女はかつての麻薬王の邸宅で管理人のバイトをしてます。

屋敷には膨大な金塊が眠っているという噂だが、

まだ誰も金塊を見つけられないでいました。

猟奇的な臓器密売商、マフィアなどが金の匂いに引き寄せられて群がる中

カリ・モーラもその争いに巻き込まれ………。

若い美女が凶悪犯罪に立ち向かうという構図

主人公の美女が犯罪に立ち向かうというストーリーは、

『羊たちの沈黙』と同じ。

『羊たちの沈黙』の主人公クラリスと違うのは、

カリ・モーラが移民で国外退去に怯えているということ。

クラリスのようにFBIという強い後ろ楯があるわけではありません。

子どもの頃は、コロンビアで革命軍の兵士として生活し16歳の時に逃亡。

アメリカに逃げて、

頼れる人もいない土地で孤独に強くつつましく生きています。

日本に暮らしてると移民の生活の苦労とか身近な問題ではないけど

コロンビア政府の混迷、

治安の悪さや貧しさについて考えさせられるものがあります。

先が読めないジェットスターストーリー

臓器密売人とか、マフィアとか、拝金主義の弁護士とか

信用できない利己的な登場人物が目白押しです。

一癖もふた癖もある海千山千なごろつきばかりで

皆がてんでバラバラに自分の欲望に忠実に動くので、

次の展開が読めません。

また、爆弾の仕掛けられた金庫を開けるくだりとか、

カリ・モーラのバトルシーンとか

ドキドキはらはらスリル満点なジェットコースターストーリーです。

良質のエンタメ小説に仕上がっています。

ま と め

『カリ・モーラ』は、実力作家トマス・ハリスの久々の新作です。

ベテラン作家の確かな実力に裏打ちされた上質クライムサスペンス。

読んでおいて損はない作品です。

※最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。



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